2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧
八橋図鐔 明光 八橋図鐔 銘 一心斎橘明光 赤銅魚子地高彫金銀素銅色絵の手法で、杜若の精である人物を前にした歌人を描き、謡曲に仕立てられた一場面を写実風に表現している。扇を用いて杜若を指し示しているのが花の精、盃を手にしているのが歌人。京人が東…
八橋図目貫 八橋図目貫 「から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」 かきつばたの五文字を用いて和歌を詠むよう求められた男が、都を偲んでそれに応えた歌であることは、あまりにも有名。装剣小道具には図柄として多く採られている…
芥川(伊勢物語)図目貫 芥川(伊勢物語)図目貫 家柄の異なる男女が恋に落ちた。現状では結ばれぬと思って二人は逃避行。とある闇夜のことであった。だがすぐさま追手が組織される。芦原を夜陰に紛れて歩くも女の足では知れたもの。とある小屋に身を潜めたが、…
人麻呂図目貫 柿本人麻呂図目貫 浜辺を眺める人麻呂図の目貫を紹介する。先に紹介した目貫とは風合いを異にして引き締まった感がある。遠く眺める明石の海原だが、その風景を精巧に描き、人麻呂の顔も精巧。
柿本人麻呂図目貫 柿本人麻呂図目貫 人麻呂もまた装剣小道具の画題としては比較的多くみられる。明石の海を眺める図が多いのだが、同者を題材としたもので珍しい作に、文字を鋸で切るという心象的な表現が為されている図もある。人麻呂は歌を創る上で推敲を…
草子洗小町図小柄 草子洗小町図小柄 小野小町に片思いした大友黒主が、袖にされて逆恨みするという内容が、謡曲や歌舞伎の「草子洗小町」。この小柄がその演題を描いたもので、陥れられた小町が自らの潔白を証明しようとする場面を描いたもの。赤銅魚子地は…
歌仙貝合わせ図縁頭 歌仙貝合わせ図縁頭 貝合わせとは、元来が対である二枚貝の殻それぞれに似た文様や絵を描いたもので、対となるそれらを選びだすという雅な遊び。和歌とその作者を対にしたものがある。この縁頭は、色合いに少し赤味のある赤銅魚子地を高…
歌仙図鐔 菊池序克 歌仙図鐔 銘 菊池序克(花押) 装剣小道具に描かれることが多いのは六歌仙。『古今和歌集』の序文である「仮名序」において、紀貫之が挙げた僧正遍昭、在原業平、文屋康秀、喜撰法師、小野小町、大友黒主の六人の歌人のことで、伝承や後の創…
蹴鞠図小柄 蹴鞠図小柄 先に紹介した梶の枝に添えられた鞠が意味しているのが、七夕の行事の一つ蹴鞠。七夕飾りに両者が採られていることでも良く知られている。我が国は、サッカー国として定着してきたが、その原動力としてこの蹴鞠があったとは、もちろん…
蹴鞠図小柄 蹴鞠図小柄 洒落た構成の作品。表は赤銅魚子地高彫色絵の手法。宙に舞い上がった鞠を描くことにより、塀の内側で行われている蹴鞠を意味している。金地に仕立てられた裏板には毛彫で蹴鞠を行う前の儀式であろう、梶の枝に添えられた鞠を持つ貴人…
織姫図小柄 紋廉乗光孝 織姫図小柄 銘 紋廉乗光孝(花押) 後藤家には牽牛織女を題に得た作が間々みられる。伝統文化を題に採ることそのものが後藤家の姿勢であったものか。この小柄は江戸時代前期の後藤廉乗の作であることを江戸後期の光孝が極めたもの。赤銅…
蹴鞠図小柄 蹴鞠図小柄 中国が起源であろう、渡来して大きく様変わりした文化の一つに七夕がある。古くは乞巧奠と呼ばれている。現代で、まず目に付く笹飾りは、実は江戸時代後期に武家の婦女子の間に広がったものであり、頗る新しい文化である。天に流れる…
寒山拾得豊干禅師虎図縁頭 保光 寒山拾得豊干禅師虎図縁頭 銘 保光 この四者を描いた図も禅画として広く親しまれている。禅の重要な意味を含むとも考えられている。猛獣である虎を枕に自然体の豊干禅師。自由な詩を遺している寒山と拾得。四という数字は禅の…
芦葉達磨図鐔 土屋國保 芦葉達磨図鐔 銘 土屋國保(花押) 我が国に伝来して発展した文化の一つに禅がある。鎌倉時代の武士が盛んに採り入れたことは良く知られている。禅というと日本のもののように理解されているが、起こりは古代インドにあり、達磨によって…