2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
許由と巣父図小柄 後藤光勝 許由と巣父図小柄 銘 後藤光勝(花押) 清廉なる生き方を尊んだ古代中国の隠者が題材。両者を紹介するためには、まず許由から説明しなければならない。聖帝堯が自ら帝位を去る際、次帝を許由に譲ろうと考えて許由に打診したが、許由…
蘇東坡図鐔 政随 蘇東坡図鐔 銘 政随 蘇東坡(そとうば)は北宋の政治家であり詩人。権力争いに翻弄され、左遷されて各地を移り住むこと数度。黄州に流されたときに竹林に草庵を設けて書斎とした。自我を貫き通すというまっすぐな性格が自らを滅ぼしたようだが…
竹林七賢人図鐔 桑村克久 竹林七賢人図鐔 銘 桑村克久(花押) 阮籍(げんせき)、嵆康(けいこう)、山濤(さんとう)、劉伶(りゅうれい)、阮咸(げんかん)、向秀(しょうしゅう)、王戎(おうじゅう)の七人が主題。彼らは、三国時代末期に政争を逃れ、自…
李白観瀑図鐔 保壽 李白観瀑図鐔 銘 保壽(印) 我が国は、長いあいだ中国の文化を採り入れてきたことは良く知られている。いずれの国や地域においても、移入した文化をその地域の風土に沿った独自のものに変えている。大陸の東の海に孤立した我が島国では、流…
檀渓渡河図鐔 鉄元堂尚茂 檀渓渡河図鐔 銘 鉄元堂尚茂(金印) 劉備が愛馬を駆って荒れ狂う檀渓を跳び越えた場面。直随の作例を紹介したが、幕末の金工の多くは直随のような奈良派が得意とした構成に倣って製作しているようだが、この構成は明らかに異なる。尚…
五丈原図縁頭 五丈原図縁頭 朧銀地高彫金銀色絵。正確な構成に精密な彫刻、迫力に満ちた作品である。人物描写はもちろんだが、龍神の表情もすごい。
五丈原図小柄 五丈原図小柄 舟上で前方を見やる孔明の姿を描いた鐔を先に紹介した。その着物の袖には龍の文様が描かれている。そうしたちょっとした演出にも龍が図として採られるように、孔明が龍に擬えられることが多い。そもそも劉備に見出されるまでは伏…
五丈原の仲達図鐔 奈良直喜 五丈原の仲達図鐔 奈良直喜造 この鐔の写真は、実はまったく別の資料を探している際に見つけた。先に紹介した奈良直喜の五丈原図鐔とは別の機会に扱った作であり、画題が分らないでいた。それが故に、三国志で画題を探した際にも…